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しらべない

<芸術は長く、人生は短い(Ars Longa, vita brevis)>

前野先生を講師に招いての「いい関係づくり」研修を終えた

慶應SDM番外編。
前野先生に講師をいただき、「はじめての人とのいい関係づくり」というテーマで研修をいただいた。2回シリーズの2回め。ちょっと変わっていますが、これは仕事?デス。もともと、この仕事でうまれた接点から(いい感じで)ドリフトして、SDMとの接点となったので、素晴らしい仕事。

SDM流、システム思考×デザイン思考的なスタイルで、人間関係を考える研修を行った。お題はマネージャーから提示され、それにそって企画担当者が起案した。半年近いプロジェクトだった。結構、ハードシップだった。会議も何回もやった。打合せもした。社外インタビューもした。手配もした。場づくりもした。勝手に講義レディネスを整えたくて、ビートルズとかボブ・ディランをかけた。多分にこれは自己満足。まあ、サカナクションは流さなかったが。(当たり前)

ずっと人に対して研修を提供する仕事だが、自分ごととして、自分たちにはどういった研修があるか?を始めて実施した。こういうの、広告会社が自社の広告が下手というお決まりの話があるけれど、得てして売り物は自分に適応し難い。嗚呼、刹那い再帰的マッチポンパーよ(適当)

やったことはブレスト、親和図法、因果関係ループ、などなど。手法だけ列挙すれば、SDM的には基礎ワークかもしれない。ワタクシ、半人前以下なので、まだまだ全体像や体系的な理解にはとても至っていない。部分つまみ食いと言われればそう。それでも、とっても刺激があった。最後には、スキット(寸劇)まで実施出来た。その有用性というのは、やってみるまではなかなか理解出来ないものだ。昨年『ラーニングイノベーション論』のプログラムで体験した、インプロとはまた違った楽しみがあった。

収穫はいろいろとあったが、デザイン思考の醍醐味、フィールドワークが行えたことは収穫だった。西村佳哲さんのような著名な方であるとか、個人的に今までで気になっていた関係づくりの達人へのインタビューなど、シリアスモードでヒアリング出来たことはあまりしなかった経験でもある。


インタビューを通じて、自分自身が人間関係でごまかしがちなポイントも見えてきた。ざっくりいうと、”自分”の更に深いところにある自分自身を損ないがちということだ。人に合わせること、悪い時には媚びること、そういった点がある。

媚びる、は言いすぎかもしれない。信念として、人に合わせること、愛想もって働きかけることはあえてやっている面があるので。ただ、媚びない、ある種頑固な人の強度には気圧されて負けてしまう感覚もある。そうなろう(個人的偏見でいえばマッチョイズム化をしよう)とも思えないので、しなやかに、想いをもってやれれば良いのかもしれない。


ワークを進める中で見えてきた悪癖もあった。待たない、待てない、せっかちなところ。その場を信頼していないことなのかなというのは反省だ。アイデアを否定されたように感じ、自分も他人を否定していたようなシーンもあったように思う。

ポジティブにアイデアをシェアすることは、難しい。譲る気持ちが過ぎると、相手をマイペースと感じて、自分はこんなにいたわっているのに、なんでそうなの、という感情が芽生えるし、進めようとちからを入れすぎると、待たない、待てない、が再発する。これは、ノウハウというよりは、在り方、構えの問題であろう。人間力を高めなくてはと思う。メタ視点を持てるシステム思考家になるにはまだまだ修行が必要ですな。



兎に角、いつもと違ったスリリングな学びを体験することが出来た。もやもやが残るということは、いいことだ。もやもやというと悪く聞こえるが問題意識なのだから。様々、少し非日常的な学びを深められたということから、5月からの『ラーニングイノベーション論』の助走のような気もした。*1


それにしても前野先生は声が素晴らしい。声が通らない自分には羨ましい。

俺以外の参加者全てが女性だったが、先生の声のファンが多数いた。女性は声に惹かれるのだね。俺が声でほめられたのは、高校時代に意を決してガールフレンドのおうちに電話した時に、お母様からそう言われていたということくらいだ。*2あの時は、今でも覚えているが、自分の声じゃないような素敵な声が出せた感覚があった。

http://instagram.com/p/YQEstirREx/

*1:ほとんど定員まぢか。学びのイノベーターよ、ぜひご検討あれ。きっと人生が変わりますhttp://www.keiomcc.com/program/lin/index.html

*2:携帯がなくてポケベルの時代だったのだ。公衆電話でピッピッピッとやってたなど今ではお伽話だな