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しらべない

<芸術は長く、人生は短い(Ars Longa, vita brevis)>

組織開発(OD)という雑多まとめタグを通して考えたこと

今日は、キャリア・アドバイザー養成講座<アドバンス>の開講日。全く話された内容とは関係がないが、今後の自分のスタンスにおおいにヒントになりそうだったので、いつものように、いやいつもよりいちだんと極私語りメモしておく。

なんとなく近しいと思っていた人材、組織関連のキーワードが、組織開発(OD)という「雑多な」まとめタグを通していろいろなことが関連してきた気がする。雑多ということについては、守島先生のものと中原先生のエントリを参照。*1
ダイバーシティ時代の特効薬 「組織開発論」に学べ : プレジデント(プレジデント社)
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 4つの異なる「組織開発」:人を集めても、なかなか"組織"としてまとまらない社会に生まれたもの


なにがホントに学びたいのかよくわかんなくて、雑読していろいろ講義聴いて試行錯誤してきて、じぶんがなんでか惹かれているワードとかコンテンツとして、ファシリテート(ファシリテーター)、システム(思考)、アンドラゴジー、学習、キャリアなどなどがあったが、そういうものを雑多に飲み込むワーディングとしてのOD。ううむ奇怪なモンスター的ワード。


組織開発というキーワードかそれ以外のバズワードになるかどうかは別として、人・組織分野の流れとして日本型のODということが提起される流れになるのかなあという意を強くしている。つか、ラベル貼れば、花田先生が提唱するキャリアアドバイザーなる存在は、キャリアという2000年代初頭のキーワード(バズワード)を通じた、組織開発のかたちのひとつであったのではないかと思える。そういうラベリングを先生は嫌うと思うけど。
立場としてゲシュタルト的な見方をとります、という言葉の意味もなんとなく見えてきたし。金井先生の話すシャイン-プロセス・コンサルテーションというものともまた違うニュアンスを感じる。好対照?なふたりでとても興味深い。


スーパービジョンで語られた、インクルージョンでなくインテグレーションであるという視点。我々それぞれが決して絶対強者でなく、人は誰でもマイノリティの側面を持っているということも考えさせられる。なんとなく村上春樹が『アンダーグラウンド』や『約束された場所で』で書いていたような、人は誰でも‘あちら側”へ通じてしまう危険さがあるという感覚を思い出した。このお話しについても田中潤さんブログを参照。
マネジメント・キャリア・人事 ~ブログJ-center~ 戦略的中途採用と「居場所」

これについては、「承認」と「囲い込み」を通じて、「吹き上がり層」を包摂しようとする宮台的アプローチとはまさに対局だなと感じる。社会システムと組織(システム)を同等に捉えるものでもないとは思うが、集団へのアプローチを考える上で対照的だなと思う。
とは言え、このエントリを読むと包摂とは多様性を前提としているので、必ずしもエリーティズムを前提としているとは言えないのかもしれないが。
webちくま 藤原和博・宮台真司 司会:鈴木寛 「子どもに教えたい、新しい道徳」


包摂=インクルージョンなのか、統合=インテグレーションなのか、立場によって見方はわかれるのだろうが、今日の開講セッションではインテグレーションを唱える花田先生の実存が見えてちょっとふるえたぜ。最近の先生のモードは、なんだかグッと違ってきたようで、いちだんと強度を増したものに感じているのだが、俺が変わったのか先生が深化しているのか。


まあ、今年度は人材開発+個人的な思いとしてODってものにアタリをつけていきたい年だと思っている。目にはしていたのに、今のタイミングで急に組織開発という言葉が浮上してきたのは、単に鈍感だったのであろうか…

http://instagram.com/p/aI3KIvLRKG/
ワールドカップに無縁な丸の内の夜であった。

*1:それにしても組織開発というワードは雑多すぎて良くも悪くも便利だし、なんだか人材育成とかよりもワーディングとしてアヤシサで萌える点があるな