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しらべない

<芸術は長く、人生は短い(Ars Longa, vita brevis)>

オドロキのビッグデータ型組織開発!?をNHKにて見た

サイトリンクがまだないのでタイトルだけ。きっと明日ページが出来るだろう。NHKのクローズアップ現代より、「ウェアラブル革命 ~“着るコンピューター”が働き方を変える~」が興味深かった。再放送ですが。

番組自体は来年くらいから流行りとなりそうなウェアラブルコンピュータの特集と倫理みたいな問題なんだが、びっくりしたのは、いますでに、◯し◯しホット◯イン?とかが、ウェアラブルコンピュータをつけて、行動ログをとり、社員の発話や対話などインタラクション、そして行動データを記録して、解析するということをやっていて、なんという「組織開発」手法であろうかというものが特集されていた。

伏せ字にしたけどすでにサイトにでてたわ。
コールセンター 〜休憩時間中の職場の活性度が受注成績に影響することが明らかに〜 株式会社もしもしホットライン:ビッグデータ利活用:日立

ビッグデータでネットワーク構造を分析して、誰と誰がインタラクションしているかとか、休憩時間の活性化が生産性に反映するとか、そういうことを割り出して、職場改善をする。上司の仕事は、コミュニケーションを活性化させるということを指標として話しかけたり、働きかける。まあやっていること自体はマネージャーの支援施策そのものではあろうが、原因特定と解決がより限定化されるということで、組織開発に“キク”ようになっている。

唖然としたわけでして行動ログとりが倫理的にどうのという以前に、これは実践するとか言うならば、データ屋さんになったりとか、アプローチにまさにデータサイエンティスト的なリテラシーが求められるという、研究者にとっての、キャリアショックになりうるのではないかと感じた。

いやいや現場百ぺんの観察こそが大切だ、とか、データでは捉えられない人間だからこそ知覚するべき点があるもんですよ、という批判も当然あるだろう。でも、もし20代の研究者志望者とかODコンサルタントだったら、どちらの方式を自らのキャリアだったり、可能性を見出したアプローチをするだろうとかんがえると、こちらのエキスパートをとりにいくというのは充分に妥当性があるのではないかなと思う。アカデミズムになると、もう少し継承性とか先行研究の延長線にある信頼性とか、そういう視点が入ってくるのだろうけれど、現実のOD施策としてのイノベーションとか考えると、こういう可能性を切って捨てることもそうは出来ないのだろうなあと思った。

個人的には行動観察とか、生身感があるもののほうが好きなんだけどね。

組織開発とか、最近しきりに関係資本の開発みたいなことがトピックにあがっている気がしたので、自然とそんな視点で見るようになってきたのかしら。

追記

書いてみて、別にストレートに組織開発じゃねえような気がした。生産性アップには確かにつながるのだけど、アイツをもっとアレするように働きかけろとか、行動を変えさせようとするのがマストな行動管理につながったら逆効果だよなあ。うーむ、たんに倫理的問題?でも介入対象が特定化されたらそれはやはりOD?ボーダラインですなあ。

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