しらべない

<芸術は長く、人生は短い(Ars Longa, vita brevis)>

2015/07/30 早稲田にて

振替休日で、所用あって早稲田に。ルート変えてバスで向かったところ、大隈講堂前にて、偶然に良い発見をした。なんと大隈講堂にてジェイ・ルービンと柴田元幸講演があるとのこと。もう英文学から遠ざかって10年以上たつが、これも縁と、講演に出てみた。ぷらんたんで軽くアイスコーヒーを飲み、書を読んでから夕刻に大隈講堂へ。
ジェイ・ルービン氏は村上春樹翻訳で有名な人。あと漱石の翻訳とか。

Norweigian Wood (ノルウェイの森 英語版)

Norweigian Wood (ノルウェイの森 英語版)

Sanshiro (Penguin Classics)

Sanshiro (Penguin Classics)

で、そのルービンさんが74にして初めて出した小説の記念講演ってことだった。43の時に書いて30年越しらしい。戦後70年だからいよいよ出さないと、ということでいろんな出版社に掛け合ったらしい。それまでは、春樹翻訳とかいろいろ忙しかったんだと。なんとも長い話だ。

日々の光

日々の光

ほやほやの本をサイン入りということで買った。まだ読んでないが、太平洋戦争の際の日系人収容所の話らしい。暗い話だよ、と言っていたけど、いまこそ大切なテーマだろう。
講演は、柴田元幸氏によるルービン氏の紹介と、その後、ルービン氏の講演。日本語原稿を読み上げるスタイル。だが、胸を打つ講演だった。テーマは、未熟な学者、だったかな。未熟ということと、そこに関する感性の瑞々しさに惹きつけられてやってきた、みたいな話だった。漱石の近代人としての未熟さとか、自分の未熟なジョーク好きの面とか?ユーモアあふれる人だった。ユーモアってほんと人の魅力あらわすな。
柴田氏との対談では、日本語でやりとりすると漫才みたいで、込み入った話を英語でやると、急にモードが変わる。つくづく思考というのは言語に規定されるのだなと。
たまに、物語や文学的なものが欲しくなるけど、今回はスペシャルだった。そして、サプライズなことに、隣の席に座ったのが、学生時代に授業を受けたバーダマン先生であった。いまや売れっ子。10年前だから覚えてはいなかったけど、しばし談笑できたのは素晴らしい機会だった。

毎日の英速読 頭の中に「英文読解の回路」をつくる

毎日の英速読 頭の中に「英文読解の回路」をつくる

日本人の英語勉強法

日本人の英語勉強法

最近夏バテだし、ハートが疲れぎみだから馴染みの街に癒された。たまあに昔を懐かしんでみるのも良いかな。