しらべない

<芸術は長く、人生は短い(Ars Longa, vita brevis)>

職場でのメンタル支援のむずかしさを自分語る

はりねずみさんのブログはたまに拝読しているのだが、今回のエントリーを読んでて自分もつぶやきたくなったので研究日誌以外に書く。
harinezumi.hatenablog.com
電通労務話がはてブでもバズっているし、やっぱりそういう労働環境は異常だなとは思う。カルチャーとしてやらないやつは非人間、みたいなのは広告業ではデフォルトだとも思うし。過労死(過労自殺)って古いようでまだまだ生き続けているテーマだなと。

逃げ場のないストレスにより、まともな認知判断はできなくなる、って話。
自分の1年前の状況がそうだったので、他人事とは思えない。それにより、休職はしてないけど比較的長く休んだので。
そんなときに、職場で信頼がおける人がいたら、おせっかい介入をしてくれたらやっぱり嬉しいって話をしたい。

とても少人数なチームで、業務特性上、所属チーム以外の関係性がほとんどなくて、チームメンバーがひとりも信頼できなくて、もともといた上司は途中で辞めていって、入れ替わった上司は中途入社して間もなくて信頼以前の状況だったって状況で、パフォーマンスできなくてひたすら自信喪失して、自滅していった、というプロセスがあった。

こちらの方のブログから引用するけど、ほんとそうだなというように思ったので引用させていただく。
miraimemory.hatenablog.jp

一つは、過労により精神を病んでいるときは、正常な判断力が失われるという事実を皆がしっかり認識することだ。

自分は普通だ、今頑張れば何とかなると思い込みながら、実際は精神状態が健全ではなく無自覚に軽度の鬱状態になっている人は、おそらく日本にかなり多い。もしかしたらこの事件に関する記事を他人事として読みながらも、自身の精神面が既に健全ではない人も結構な数いるかもしれない。

朝起きたら突然身体が起き上がらなくなったとか、仕事中に突然涙が止まらなくなったなんていう症状が出るときは、既にかなり精神状態が悪化しているので、そうなる前に適切な診療を受けるべきだというのは、万人の常識にしたい。

俺も去年のときは、会社から勧められて一応心療内科いったし、程度が軽いけど漢方の薬ももらった。効いたかわからないけど。(その時もらった抗うつ剤はさすがに認めたくないということで飲まずにすました)その後、1ヶ月弱で復帰したが異動先のメンバーとか仕事とかの相性が良くて、1年経ってそれなりに評価受けられていまに至る、というのがいきさつ。結果的にいうと復活できた?という感じではある。

程度は軽くてもやっぱり判断力とか普通じゃなかったかなというように今考えても思うのだが、そういう時って周辺の人がほんと大切だなと思う。自分は嫁さんが一番サポートしてくれた。会社の人はそんなにサポートしてくれなかった。まあ、やすやすと踏み込めないなとは思うのだけど。

支援してもらえるだけの会社内関係資本がないと、入社したての人間とかマジヤバイなと思った。いまは多少あるけど、昨年は入社したてだったのと関わるグループ単位が小さすぎて、チームという村社会が全てだったので。

そんな時、偶然ながらに同じ領域だけど、休みに入る直前にとなりのチームのボスが声かけてくれてちょっとご飯もしてくれて、それが印象に残っている。状況を知ってか知らずか、関わってくれていろいろ俯瞰的な会社の視点も話してくれて、そういう見方もあるんだな、とちょっと心が楽になったことがあった。

パターナルな介入って難しいんだけど、あえて踏み込んで助けることがもっと必要なのかなあと思っている。健康センターとか人事は腫れ物にさわるような対応しかしないけど、そういう時にこそ、同僚との関係性って大事なんだなと。あと、もちろん家庭とか私生活でのサポートはそうなんだけど、職場のことまではリーチできないもんね。

というわけで(なにが)パフォーマンスするのに心理的安全が大事というgoogleの研究成果ってこういう観点からも大事だなとは思っている。
rework.withgoogle.com